FAQ

よくある質問

よくある質問

下記によくあるお問い合わせ内容をまとめましたので、お問い合わせ前にご参照ください。

ー初めて利用する方の質問

Q.工作実験室ではどういったものづくりが出来るのか、機械系ではない人にも分かりやすく教えてください。
A.工作実験室では、金属やプラスチックなどの素材に対して、「切る」「削る」「磨く」「穴を開ける」等の加工を行ったり、CADソフトで作成した3Dデータに基づき3Dプリンタで「もの」を造形することなどができます。加工は、手で加工を行う方法と、CADデータ等のデータを基に加工を行う方法があります。前者は汎用旋盤・フライス盤・ボール盤などを用いて作業者が手動で加工を行います。後者はレーザー加工機、マシニングセンタ、NC旋盤などを用いて、作業者が作成したデータや加工条件等を基に、自動で加工を行います。機械系の学科では無い方も非常に多くの方が研究利用されていますので、まずは対面相談予約いただきお越しいただけると解決が早いかと思います。
Q.図面を書いたことが無いので不安です。
A.工作実験室で行う加工では、必ずしも機械製図のルールに則った図面を提出する必要はありません。必要な形状、寸法、材質、公差(加工による誤差の許容値)などの情報があれば加工できる・できないを判断することは可能です。パワーポイントや手描きでポンチ絵を作成頂く形でも構いませんので、用意いただければと思います。
Q.工作実験室の依頼加工は安いのですか?
A.工作実験室の依頼加工賃は設備を維持するための費用(機械の消耗品交換費やメンテナンス費など)を考慮した金額となっています。一般的には、これに加えて人件費や設備導入費等も計上されますが、工作実験室の依頼加工では基本的にはそれらは計上されていません。数量の少ない試作であれば、外注よりも安く対応できることが多いと思いますので是非ご活用ください。

ー研究利用以外の用途での利用に関する質問

Q.サークル活動で装置利用や依頼加工をすることは可能ですか?
A. 原則利用できません。ものづくり工房の利用をご検討ください。
Q.授業で自由製作課題が出たため、工作機械を装置利用したいのですが可能ですか?
A.工作実験室は、下記の特定科目のみ授業運営に必要な実験実習費を学科から頂いている関係で、原則下記以外の授業での装置利用はできません。「加工学・実習F」「マシニングラボ」「建築工学実験A」「加工学・実習A」「プロダクションプラクティス」「経営システム工学専門実習(設計・製作)」「構造実験」

ー依頼加工に関する質問

Q.短納期でモノを加工して欲しいのですが可能ですか?
A.実験室職員は加工依頼だけではなく、実験科目の指導対応や、他の研究支援案件の対応もしておりますので、依頼加工にはお時間を頂いております。加工時間が30分以内に加工が完了する案件であれば相談当日に加工することもありますが、通常の依頼加工には1~3週間程度の納期はかかるとお考え下さい。
Q.加工を依頼する場合、加工賃はいくらぐらいかかるのでしょうか?
A. 例えば、汎用機(旋盤、フライス盤、ボール盤など)の場合、1時間の作業で¥1,200を頂いています(2025年5月現在)。例えば旋盤1時間、フライス盤1時間の作業で完了する加工であれば、計2時間の加工となり、¥2,400となります。なお、依頼者本人自身が装置利用を行う場合は、何時間使っても0円となります。詳しくは研究利用案内をご覧ください。
Q.依頼加工が空いている時期を教えてください。
A.秋学期は授業対応が多いため、研究相談の開室時間が短くなっており非常に混みあいます。それに加えて、依頼加工に割ける時間も他の時期に比べて少ないため、納期が1か月を超えることもあります。時期的には、秋学期前の8~9月にお越しいただくのがベストです。
Q.依頼加工相談時に工作実験室で加工不可と判断された場合はどうなるのでしょうか?
A. 実験室で加工不可の場合は、学外でものづくりを行っている企業等を紹介いたします。

ー加工する材料・材質に関する質問

Q.依頼加工や装置利用に必要な素材の準備はどうすればよいですか?
A.素材は依頼者の方に準備していただきます。ただし、素材の発注は相談後に行ってください。製作したいものぴったりのサイズで発注したりすると、加工できない場合があります。素材発注の際は、特にこだわりが無ければ「(有)永田達商店」での購入をおすすめしています。研究室で発注した物品は毎週木曜日に工作実験室に納品されます。
Q.自分で加工したい(装置利用したい)のですが、上手く加工できるか不安です。
A.職員がサポートしますのでご安心ください。具体的には、まず図面を基に加工工程表を作成し、加工手順を明確化していただきますが、工程表を書いたことが無ければ職員が書き方を指導いたします。また、加工工程表作成後、工作機械を操作する際は、職員が機械の操作方法を手厚く指導しますので使い方を知らない方でも安心して使用することができます。
Q.グラス繊維の素材(GFRP、ガラスエポキシ樹脂等)は加工できますか?
A.残念ながら工作実験室では加工できません。グラスファイバーは素材の中に細いガラス繊維が入っており、加工時に細いガラス繊維が空気中に飛散します。その繊維を作業者や周囲の人が吸い込むと肺や呼吸器に障害を負うことがあります。そのため安全の観点から加工を行うことができません。
Q.カーボン繊維の素材(CFRP等)は加工できますか?
A.残念ながら工作実験室では加工できません。カーボンファイバーは加工により非常に微小な炭素粒子が飛散します。その粒子を作業者や周囲の人が吸い込むと肺や呼吸器に障害を負うことがあります。そのため安全の観点から加工を行うことができません。
Q.塩化ビニル(PVC)の板をレーザー切断してほしいのですが
A.残念ながら工作実験室では塩ビ材のレーザー加工は承れません。塩ビを加工すると人体や機械に有害な有毒ガスが発生し、レーザー加工機の損傷や作業者の障害につながります。
Q.チタンは加工可能ですか?
A.対応可能な場合がありますが、チタンと一口に言ってもチタン合金など様々ございますのでまずは加工相談にお越しください。場合によっては素材のサンプルを用意いただき、加工トライを行って判断することもあります。
Q.100mm程度の分厚い金属材料の切断は可能ですか?
A.対応可能な場合がありますが、材質にもよりますのでまずは加工相談にお越しください。場合によっては素材のサンプルを用意いただき、加工トライを行って判断することもあります。

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